日本ハム・ドラ5柿木、13球で3人斬り「輝星見て気合入った」
◇日本ハム紅白戦 紅組1―5白組(2019年2月16日 国頭)

日本ハム・柿木は甲子園優勝投手の貫禄を見せた。1イニングに29球を要した吉田輝に対し、浅間、松本、王柏融(ワンボーロン)と並んだ打線をわずか13球で3者凡退。降板して先にロッカーに戻っていた吉田輝が「いつの間にか後ろに柿木がいた」と驚く快投に「輝星が投げているのを見て気合が入った。プラスにできてよかった」と安どの表情で振り返った。
注目は台湾プロ野球で4割を2度マークした王柏融との対戦。外角に直球とスライダー、フォークを配して追い込むと、最後はこの日最速の143キロ直球で一ゴロに打ち取り、強打者を「直球が強かったし、変化球の変化量も多かった」とうならせた。右腕は「自分のアピールポイントを出して、少しでも1軍に近づけるようにしたい」と力強く話した。