雄星、イチローは「雲の上の存在」マ軍で同僚「感動しながら練習」

 ◇マリナーズ・春季キャンプ(2019年2月17日)

メジャー球の握りを微調整しながらキャッチボールする菊池(撮影・会津 智海)

 マリナーズの菊池はイチローを「雲の上の存在」と表現する。初観戦したプロ野球が、00年6月6日に地元の岩手県営球場で行われたオリックスとダイエーの一戦。当時8歳で野球を始めたばかりで「その時のオーラ、雰囲気はずっと記憶に残っている」。イチロー関連の書籍もほぼ読破しているほどで、マ軍で同僚となり「感動しながら練習できている」と日々の励みにもなっている。

 この日は守備練習後に平地で26球を投げ、19日のライブBP登板に備えた。同僚の先発右腕リークからチェンジアップのリリースポイントについて助言を受け「気付いたことを教えてくれた」と感謝。メジャー球への対応で握りを微調整している宝刀スライダーについても「こっちの選手に聞くのは凄く大事。聞いて回っている」と、貪欲だった。