【東北野球がアツい!】金足農|練習2日間密着取材!

「東北がアツい!」、金足農の練習に密着。今年は暖冬で雪が例年より少ないそうだが、雪国秋田では公立校のほとんどが室内練習場を持っており、金足農も室内ながら土の上でボールを使った練習を行うことができる。

金足農|取材1日目

取材1日目。
午前中にグラウンドで体力トレ―ニングとランを行い、午後からタイヤを使っての体力トレーニングや体幹トレーニング、ボールを使っての捕球練習(ノック)やボール回し、ティー打撃などを行った。
強豪私立の多くがやっている「綱登り」(天井からぶら下がっているロープを登る練習)もメニューに入れられていた。
練習の濃さに驚くが、それ以上に感心したのは8時半から18時ごろまで持続する選手たちの体力だった。

悔しさを忘れない!

ベンチのボードには、新チーム初戦の大敗スコア(1対21羽黒)が。消さずに目につく場所に掲げている。

監督を支えるコーチ陣

金農をここまで強くさせた(左から)秋本元輝コーチ(中泉一豊監督)伊藤誠コーチ。この日不在の菅原天城コーチを合わせた、計3人のコーチが役割りに徹し、チーム作りの脇を固めている。中泉監督が全幅の信頼を寄せるOB陣だ。

金足農取材2日目

取材2日目。
8時半練習開始。
この日は気温−3度、朝から降雪だったが選手たちは気にすることなく長靴を履いて走っていた。

「このくらいの雪はご挨拶程度。秋田は膝までつもります」と話すのは久米信彦部長。
雪が溶けて軍手にしみてきても、元気を失わずに40㎏の古タイヤをひっくり返していた。
午後から晴れ、真っ青な空に太陽が出たが、室内練習場に移動し昨日と同じメニューに打ちこんだ。
15時から17時まではOBで元ウエイトリフティング部の山方裕トレーナーの指導による専門的なウエイトトレーニングの時間。
筋トレ好きな選手が多いのか、みんな笑顔。嶋崎くんが160㎏を持ち上げると大歓声が起こった。

部室でぬくぬく〜

1時間の昼休みに石油ストーブで暖をとりながら、お弁当を食べる選手たち。身体を温めて、お米でパワーを充電したあとは、午後の練習に向けて「ガンバルゾー」。

女子マネも頑張ってます!

女子マネージャーの(左から)高橋琴未さん(1年)、藤田彩愛さん(2年)。グラウンドで選手と接することはほとんどないが、チーム運営に欠かせない雑用を陰でしっかりと務めている。冬場は来客者に温かい緑茶を出してくれる。

(取材:樫本ゆき/写真:松橋隆樹)

*次回「【東北野球がアツい!】金足農|冬合宿に潜入!」に続きます。

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