ダルビッシュ 復活への第一歩!1回1/3無安打2失点「痛みなく投げられた」

 カブスのダルビッシュ有投手(32)が26日(日本時間27日)、キャンプ地メサで行われたダイヤモンドバックス戦に先発し、1回1/3を投げ無安打2失点(自責1)、4四球だった

カブスのダルビッシュ(AP)

 復活への第一歩だった。初回にマークした最速96マイル(約154キロ)を2イニング目も2度記録。4四球と制球は乱れたが、「まっすぐが良かったのと、痛みなく投げられたのが自分にとってすごく大きかった」と胸をなで降ろした。

 球数が36球に届き、2回途中でジョー・マドン監督に交代を命じられた。頭を下げて降板するが、カブスファンからは労いの拍手もあった。「またブーイング来るわと思ったけど、そういうのも聞こえなかったし。大変な試合だったけど、帰ってきたね、みたいに僕は受け取りました」と振り返った。

 ダルビッシュは昨年8月の降板後の精密検査で、右肘の骨のストレス反応と上腕三頭筋の肉離れの診断を受けた。同9月に、関節鏡視下手術を受け、骨棘を除去。このオフは患部が癒えるのを待ち、同時にトレーニングに励み、同12月から投げ始め、この日の実戦復帰を迎えた。