金本氏 今季のセの優勝予想は「巨人か広島」真中氏は「DeNA」

 「スカパー!」が2019年シーズンのプロ野球の放送について27日、都内で会見を行った。

スカパー!の会見に出席した金本知憲、真中満の両氏

 同社は06年からセ・パ12球団の全試合の放送を開始。今年からはスマホアプリなどでの全試合の配信も予定しており、スカパーJSAT株式会社の取締役執行役員専務・メディア事業部門長兼コンテンツ事業本部長の小牧次郎氏は「どのデバイスでも見られる、というのをファンも強く求めていた。今年からは外出、出勤時にもスマホで見られる。利便性が何よりです」と話した。

 会見には阪神の金本知憲前監督、ヤクルトの真中満前監督も出席。爆笑のトークで出席者を笑わせた。

 トークセッションで今季のセの優勝予想を聞かれた金本氏は「冷静に戦力を見ると、巨人か広島」と分析。3月29日の開幕戦では両チームがいきなり激突する。昨季まで指揮を執った阪神は、京セラドームでヤクルトと戦うが「正直、阪神戦より興味がある。見てみたい。おそらく、広島と巨人が優勝争いをすると思うので。純粋に興味がある」と話して会場の笑いを誘った。

 一方の真中氏は「穴党なんで」とセはDeNA、パは西武を優勝候補に挙げた。「去年は投手陣が開幕からケガをしたが、今年は投手陣が奮起したら優勝まである。西武は浅村が抜けたけど、打ち勝つ野球ができるか」と話した。

 両氏の絡みで忘れられないのが15年のドラフト会議。阪神、ヤクルトとも明大・高山の1位指名が競合し、くじ引きに。当時の真中監督はくじが当たったと勘違いしてガッツポーズしたが、「交渉権確定」の文字は書かれておらず、金本監督が「当たり」だった。

 この日のトークでは、箱の中に手を入れて「お題」を引くというもの。真中監督は「くじ引きスタイルはちょっと…。この(2人の)並びだし、引いても外れてしまうから…」と笑わせ、引いた紙を見て「(お題が)書いてありました!」とホッとした?様子だった。