大リーグで増加する本塁打 コミッショナーは“飛ぶボール”以外の要因を強調

 近年増加する本塁打について、大リーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは27日、報道陣の前でその要因がボールではないことを強調した。

大リーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナー (AP)

 大リーグにおけるシーズン全体の本塁打数は増加傾向。2017年には史上最多の6105本を記録し、“被害者”でもある投手からはボールが飛ぶように加工されているといった声も上がった。

 2015年以降のボールについては、「縫い目の膨らみが以前のものに比べて小さく、より空気抵抗を受けなくなるために飛ぶ」といった研究結果も報告されているが、マンフレッド・コミッショナーは断固としてボールには手が加えられていないと主張。「本塁打の増加はトレーニングとデータ分析、そして優れたコーチングの結果である」と語った。