静岡高3年生部員16人が卒業式 駒大入りの成瀬「結構寂しいもんですね」

 昨春に2年連続センバツ高校野球に出場した静岡高で1日、卒業式が行われ、3年生部員16人が巣立った。

笑顔の卒業式を終えた静高野球部の3年生と父母ら

 涙はない。すでに大学の練習に参加しているメンバーも含めりりしい表情が並んだ。駒大でもまれてきた成瀬和人三塁手は「この代は本当に好き。結構寂しいもんですね」とこぼしつつ、明大の村松開人遊撃手や立大の黒岩陽介捕手らAメンバーとしてプレーする仲間に「負けられない」とさらに気合が入った様子。2日から法大に合流し、古巣の捕手に挑戦する予定の木下将吾中堅手も「みんな元気そうだったし、自分も生き残っていけるよう頑張ります」と力を込めた。

 式後には後輩たちや父母会を巻き込んでの余興で盛り上がり、プレゼントも贈られほっこりする場面も。一般受験の結果を待つ五味紘希外野手は「入学時から一人も欠けずに16人全員で卒業できたことが良かった」と誇らしげだった。