イチ、2タコも新フォーム手応え 戻りつつある粘り強さ
◇オープン戦 マリナーズ0―8ロイヤルズ(2019年3月2日 サプライズ)
マリナーズのイチローは二ゴロ、二直で2打数無安打に終わり、6回の守備からベンチに退いたが、内容は悪くなかった。2打席で計10球を投げさせ、うち6球でスイング。第1打席は空振りがなく、第2打席は芯で捉えた痛烈な当たり。大きな緩急差にもバットは止まり、粘り強さも戻りつつある。
要因の一つは、今季取り組んでいる新フォームで、この日からタイミングの取り方に微調整を加えたことだ。投手の始動とともに両膝を深く折っていたものを最初から折ったままで待つ形に変更。その効果が出ていた。3月20、21日のアスレチックスとの開幕2連戦まで、残り3週間弱。菊池の公式戦デビューも予想される同カードで共演を果たすべく、状態を上げていく。