大谷 6日連続で「ソフトトス」 右腕の筋力は「8割、8割5分」程度まで回復
昨年10月に受けた右肘手術の影響で今季は打者に専念するエンゼルスの大谷翔平投手(24)が6日(日本時間7日)、6日連続で「ソフトトス」と呼ばれる下から投げてもらうティー打撃を30球打ち込んだ。
素振りも含めバットを持ったトレーニングは17日連続。順調にリハビリメニューをこなしており「セット数も増えていますし、その後も体の張りも変わらずにきていると思います」と語った。
順調であれば今後は室内でコーチに前から投げてもらう軽めの打撃練習の「コーチBP」に移行し、3月中にも屋外でのフリー打撃ができる予定となっている。また、同時にスローイング練習も3月のキャンプ終盤に再開する見込みで「もうちょっとしたら、ステップが上がってくるかなと思うので、投げる方のプログラムも少しずつ入ってくればいいのかなと思いますし、そのために1日1日、体のチェックをしっかりしていければ、スムーズに次のステップにいけるかなと思います」と意欲的に話した。
手術翌日からリハビリを開始した右腕の筋力は「8割、8割5分」程度まで回復。「スイングの中でそんなに違和感なく振れているかなと思います。また外に出てみて、やっぱり返しが弱いなとか、打球のノリが甘いなというのはもしかしたらあるかもしれないけど、打っている感じではそんなにないかなと思います」と今後を見据えた。
キャンプ後の過ごし方については「去年よりもあんまり外に出ていないかなと思う。外にご飯食べにいくっていうのも去年より少ないかなと思う。普段通りというか、あまり日本にいるときと変わらずに、過ごしている感じかなと思います」と自然体を強調。「けっこうもうお昼とか寝ているので、寝ている時間は長いと思います」と笑顔を見せた。
実戦復帰について、ブラッド・オースマス監督は「全て順調にいけば5月ごろ」と話すが、米メディアはそれより早い「4月中」と予測している。