センバツ出場の履正社17点大勝!西川2打席連発 主砲・井上は復活マルチ

 ◇春季高校野球・練習試合 履正社17―4桜宮(2019年3月8日 履正社茨木グラウンド)

 高校野球の対外試合が8日に解禁された。23日開幕のセンバツに出場する履正社(大阪)は桜宮(大阪)と練習試合を行い、西川黎内野手(2年)の2打席連発を含む4本塁打などで大勝した。

 初回から履正社の強力打線が爆発した。1死二塁から3番・小深田の二塁打で先制すると、相手の失策にもつけ込み13人攻撃で9得点。7回には野上、池田、西川に本塁打が飛び出し、9回は西川が2打席連発となる2ランを放った。

 3安打6打点の西川は「ファーストストライクを積極的に振れた。初回は点を取れたが、2回から6回は無得点で甘さが出た。継続して点を取れないと勝ちきれない」と気を引き締める。

 昨秋の近畿大会後に右膝蓋(しつがい)腱炎の手術を受けた主砲の井上は2安打。「(患部は)守備でも走塁でも問題ないです。練習で投げる投手はワンテンポだが、試合では変化球が続いたりするので、対応力がまだないかな」と実戦で状態を上げていくことを誓った。