侍J初選出&初4番の吉田が先制満塁弾&5打点「日の丸の重み感じました」
◇侍ジャパンシリーズ第2戦 日本6―0メキシコ(2019年3月10日 京セラD)

初めて4番に座った吉田正尚外野手(25=オリックス)が初回の第1打席で先制の満塁アーチを放つなど1人で5打点を挙げ、侍ジャパンを6―0での勝利に導いた。
初回の無死満塁で低めの直球を右翼スタンドへ叩き込み、いきなりの満塁弾でド肝を抜いた吉田は試合後のヒーローインタビューで「ナイスホームランでした!」と声をかけられると「ありがとうございます!良かったです!」と満面笑み。いきなり初回から巡ってきた無死満塁のチャンスを「また来たなって感じで。しっかり自分のスイングをしようと思って打席に入りました」と振り返ると「ちょっと初球立ち遅れたんで、もうまっすぐ1本で思い切りいきました」と2球目をフルスイングしたシーンについて解説した。
かなり低めのボールをスタンドまで運んだことについては「コース関係なく、打てるところが来たらしっかり振ろうと思ってたんで、結果ホームランで良かったです」とキッパリ。「なかなかこのような機会はなかったですし、ここでいいところを見せられたらなと思っていたので、最高の結果になって良かったです」と所属チームの本拠で打った一発を喜んだ。
日の丸を付けて戦うのは大学生以来。「やっぱり日の丸の重みも感じましたし、またユニホームを着てプレーしたいなと思います」と吉田。侍ジャパンメンバー生き残りに意欲を見せた4番候補は、今月末に迫ったセ・パ両リーグ開幕に向け「12球団みんなで盛り上がっていきましょう!」と声を張り上げた。