【スポニチ大会】東芝、3連勝 最年長・藤原が勝利呼び込む

 ◇スポニチ大会3日目 Cブロック 東芝(3勝)3―2東邦ガス(2敗)(2019年3月13日 岩槻川通)

<スポニチ大会 東芝・東邦ガス>6回、2死一塁、決勝適時2塁打を放った東芝・藤原はガッツポーズ(撮影・西海健太郎)

 東芝のチーム最年長・藤原将太内野手(33)がひと振りで3連勝を運び込んだ。

 同点に追いついた6回2死一塁。代打に指名された藤原は冷静だった。風向きも読みながら打席に入った。「ライトに引っ張っても打球は伸びないから、左中間に持っていこうと考えていました」と同学年の東邦ガス・水田のカットボールを狙い通りに左中間へ運び決勝の1点をもぎ取った。

 「水田は同じ年なのは知っていたし、これまで対戦してあまり打った記憶がなかった。甘いボールだったけど1球で仕留められてよかった」とベテランらしく冷静に振り返った。

 強豪東芝も04年以来スポニチ大会での優勝はない。「ぼくが入社してから優勝してないんです。(平馬)監督も大会前に圧倒して勝つぞと言っていたので、何としても優勝したい」と力を込めた。優勝まであと2勝。ベテランも元気な東芝が春の頂点を狙っている。