【スポニチ大会】SUBARU、3連勝で決勝T進出 ルーキーが完封リレー

 ◇第74回JABA東京スポニチ大会予選リーグ Aブロック SUBARU 1―0 NTT西日本(2019年3月14日 神宮)

<NTT西日本・SUBARU>力投するSUBARU先発・阿部(撮影・村上 大輔)

 SUBARUがルーキーの完封リレーで予選リーグ3連勝。15日の決勝トーナメント進出を決めた。

 社会人初先発ながら東洋大出身の左腕・阿部博光投手(22)が7回3安打無失点と好投。この日のMAXは139キロも右打者へのスクリューボールなど変化球がさえた。

 公式戦先発は長野・佐久長聖3年春以来。大学時代はソフトバンクドラフト1位・甲斐野、DeNA同1位・上茶谷、中日同2位・梅津の陰に隠れ、3年春の中継ぎ1試合だけの登板に終わった。

 「結果を出したかった。去年までは同級生にすごいのがいて目指すとか争うとか厳しかった。でもその陰でもいい投手がいたんだ、と示したかった」。

 8回からは日大出身の上原進投手(22)が1安打無失点。「先発(12日沖縄電力戦)した時より緊張したけど…。何としても1―0で勝ちたかった」と胸を張った。

 決勝点も青学大出身のルーキー・三浦颯大外野手(22)が叩き出した。5回に左翼ポール直撃の社会人1号ソロ。阿部次男監督は今春入社した7人のルーキーを積極的に起用しており、三浦も「いい刺激になってます」と笑った。

 15日の準決勝は東芝と激突。大役を果たし自信をつけた阿部は「出番があるかもしれませんので」とブルペン待機する。