【スポニチ大会】東芝、決勝進出!エース岡野が6安打完封

 ◇第74回JABA東京スポニチ大会 準決勝第1試合 東芝 5―0 SUBARU(2019年3月15日 神宮)

<スポニチ大会準決勝 SUBARU・東芝>力投する東芝の先発・岡野(撮影・木村 揚輔)

 東芝のエース岡野祐一郎投手(24)が6安打完封。初戦のJFE西日本に続く2試合連続シャットアウトだ。チームも決勝進出で、JX―ENEOSに並ぶ最多11度目の優勝に王手をかけた。

 勝利を任されたマウンドにも岡野は冷静だった。立ち上がりから快調にアウトを重ねる。3回までパーフェクト。4回、先頭・樋口に初安打も盗塁死で切り抜け、遠藤に左翼線二塁打を喫したが、後続を連続三振に片付けた。この日のMAXは144キロ。決して全力投球ではないが、得点圏に走者を置いた場面ではギアチェンジし、ゼロを連ねた。

 「最後まで140キロ台は出せた。球速はそれほどでもないけど、左打者への内角に質のいいボール(直球)を投げられるように練習してきた」。

 入社3年目。昨秋のドラフト解禁イヤーに声はかからなかったが「まだあきらめていない。プロへのチャンスを生かしたい」。今季最初の公式戦で最高の滑り出しをした右腕は今後の戦いを見据えた。

 決勝は準決勝第2試合終了後に行われる。