国士舘、昨秋4番・黒沢は“切り札” 柔道授業で骨折も「代打いける」
◇センバツ組み合わせ抽選会(2019年3月15日)

「春の国士舘」は10年ぶりのセンバツ初戦で明石商と対戦。松室主将は「高校球児の憧れの場所で、プレーできる選手は少ない。他の東京の選手の分もしっかり戦いたい」と意気込んだ。
驚異の回復を見せた主砲が切り札となる。昨秋に4番を務めた黒沢孟朗内野手(2年)が1月に柔道の授業で左足首を骨折。全治3~4カ月とされたが、代打出場できる状態まで回復した。永田昌弘監督は「当初は諦めていたけど、代打はいける。ここ一番で使いたい」と説明した。
主軸の離脱はチームを結束させるきっかけにもなった。永田監督は「彼が間に合わないと思ってやってきて、逆にまとまった。一つになっている感じがある」と期待した。