イチロー、米記者から「引退」聞かれ「こういう質問に慣れていない」
【イチローに聞く】――日本で開幕戦を迎える気持ちは。

「マイナー契約で始まって、この東京ドームのフィールドに立つことは簡単なことではなかったので。チャンスを頂いたことを大変感謝しています」
――菊池、イチローについて、スコット・サービス監督が「2人ともいいキャンプを送った」と話している。
「僕については監督がうそをついていると思います(笑い)
――プレシーズンゲーム2試合で最終的にチェックしたいことは。
「そんなこと、ここで言うかな。細かい話になるので、なかなかこの場では。控えましょうか」
――時差ぼけの対策が難しいのでは。
「時差は(メジャー)19年目ですけど慣れないです。結局、いまだに慣れず、記者からの質問にも慣れず、アメリカ人のいいかげんさにも、いまだに慣れてないという感じです(笑い)
――キャンプ、オープン戦で菊池の背中を見てきたと思うが、期待する部分は。
「背中だけでなくて前側も見てきました。その年のエースというのは毎年生まれるものですけども、3年やってしっかりとそのチームのエースになるというのは、なかなかできることではない。雄星の場合は、その力が十分にあるということはみんなそう感じていることなので、まずしっかり3年、結果を残してほしいなと」
――(米メディアの質問で)引退の時期を、いつ、どのように決めるか。
「いつ分かるんですかね。そんなこと。それは僕にも分からないですね。まあ、こういう質問には本当に慣れていないんだと、今また思いました。ただ僕は、12年にシアトル(マリナーズ)からニューヨーク(ヤンキース)にトレードで行ったわけですけれども、その後は毎日、その日を懸命に生きてきた。それを繰り返し、重ねていきました。マイアミに行ってからも、それは同じ」