楽天1位・辰己 目標トリプル3だけど…「まずは楽天カードを作るところから」
◇18年プロ野球ドラフト会議(2018年10月25日)
外れ1位の指名で4度も名前を呼ばれて驚いた。楽天からドラフト1位指名された立命大の辰己涼介外野手(21)は大学入学時から宣言していた通り「ドラフト1位でプロ入り」を達成し満面の笑みだ。
「ゆくゆくはトリプルスリーを獲れる選手になりたい」。子供の頃からプロ野球選手を目指し、小1で硬式野球チームに入部。中学、高校時代も木のバットで練習してきた。立命大では1年春からリーグ戦出場し関西学生野球連盟歴代2位の通算122安打。今季はチームと大学ジャパンで主将を務めて貴重な経験を積んだ。
「東北には行ったことはありません。まずは楽天カードを作るところから始めようかと思う」。関西人らしく笑いを交えて楽天の印象を語った大学No.1野手が、最下位に沈んだチームの明るい光となる。 (石丸 泰士)