ランニングシューズの寿命と買い替え期は?押さえておきたい3つのポイント

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今回は皆さんの質問にお答えするQ&Aコーナーとして、ラントリップ お馴染みのシューズフィッティングアドバイザーの藤原岳久さんに「ランニングシューズの寿命」について解説していただきました。藤原さんはブランドを渡り歩き、シューズ販売に携わって20年以上。47歳でマラソン自己ベスト2時間34分28秒を出した、走るシューズアドバイザーです。

シューズのコンディションを定期的にチェック

藤原さんによると「シューズが消耗した状態で使い続けると足のケガをはじめ体の調子に影響する可能性がある」とのこと。パフォーマンスを発揮するためにも良い状態のランニングシューズを履くことが大切。藤原さんは定期的なチェックをおすすめしています。

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押さえておきたい3つポイント

1.ソールの削れ具合(左右バランス)

「フォームのクセによって特定の部分が摩耗し、接地時にシューズが左右に傾くようになったらサポートできていない」と藤原さん。傾きによってさらにフォームのクセも強くなり、体の不調へ繋がるおそれがあります。

2.アッパー部分の損傷やフィット感の低下

購入時よりも「緩みを感じる」「シューレースの締まりが強くなってきた」「アッパーに穴が開いた」など、コンディションの変化を感じたタイミングでの交換をおすすめしています。

3.バウンドの低下

同じシューズを履き続けていると機能の低下を感じにくくなります。別のシューズと履き比べたり、新品シューズを試し履きししたりして、コンディションの違いを体感してほしいとのこと。時間が経つことでミッドソールの柔らかさ、反発力は低下していくため、感触に違いを感じたら交換してほしいと藤原さんは呼びかけます。

また、耐久性の目安として走行距離を参考にしている方も多いですが、藤原さん曰く「ランナーのフォームや使用条件によって耐久距離は変化するため、一概に同じ距離とは言えない」とのこと。そのため、定期的にチェックしてシューズの状態を確認することをおすすめしています。

ランナーにとってなくてはならない『ランニングシューズ』。パフォーマンスを発揮していくためにも、ぜひ藤原さんの解説を参考にしてみてください!

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藤原 岳久さん
F・Shokai 【藤原商会】代表
ランニングシューズフィッティングアドバイザー
日本フットウエア技術協会理事 /JAFTスポーツシューフィッター / 元メーカー直営店店長,販売歴20年以上
ハーフマラソン:1時間9分52秒(1993)
フルマラソン:2時間34分28秒(2018年別府大分毎日マラソン)
藤原商会オフィシャルサイト