コレも頑張ってます! 俺たち・私たちの準硬+α
大学生活で授業と野球と「プラスα」ができるのが準硬式の良いところ。東北地区リーグ選手たちの「α」を紹介する。社会人になると1つのことに没頭できる時間がなかなかとれない(ことがある)。大学生活を謳歌する彼ら彼女らの熱き没頭力に、刮目せよ!
東北学院大 加藤 和選手(経済学部・4年 外野手・東北)
私の+αは「筋トレ」です!
準硬式東北選抜メンバーにも選ばれた加藤君。筋トレを始めたきっかけは、自分の華奢な体格がコンプレックスだったことと、スーツが似合う男になりたかったから。
「自分が努力した成果が必ず体に表れる。熱中してます!」。コロナ禍を機に没頭力が高まり週6回ジム通い。ベンチプレス120㎏(高校時代は70㎏)、スクワット150㎏(同100㎏)、デッドリフト195㎏を記録した。既製スーツのサイズが無くなり、打球が飛距離アップ、脚が速くなり、昨秋はバックスクリーン弾を打った。「アルバイトができるので、親の援助なしで大好きな筋トレを継続できました」。
高校生に伝えたいことは「高校野球をとにかく必死にやって燃え尽きてしまった人や、高校時代、選手ではなくマネージャーなどの裏方の役割をしていた方におすすめしたい」。打率5割7分1厘で春の王座戦首位打者を獲得した。
福島大学 加藤 諭選手(人間発達文化学類・3年 外野手・宇都宮高)
私の+αは「プロ野球スピリッツA」(ゲーム)です!
「もともとプロ野球が好きではじめました。やっぱり通信対戦の配球の読み合いがめちゃくちゃ面白いです」と話す加藤選手。60万人が参加した通信対戦の全国大会で300位の称号をGET。通信対戦で50連勝を2回達成しました。中学時代にPSP、高校でスマホ、大学ではiPadを駆使してレベルアップしている加藤選手。「ガチャで田中将大投手が出た。
ツーシームが最強です」と喜んでいる。中学野球の監督が夢で、教育実習中、ゲームの実績を話題にしたら「先生ヤバ!」と言われたとか。「無心になれるし、采配力がつきます」と好きな野球を楽しみながら趣味にも没頭する。「準硬は身体への負担が少なく、野球に対して本気で向き合える」と高校生にもお薦めする。
岩手大 松江龍紀選手(理工学部・3年 内野手・秋田南)
私の+αは「ジャグリング」です!
「練習するほどできる技ができてくる。1年生の時に興味を持ちました。5つのボールでジャグリングができます!」。
・高校生へメッセージ
高校の延長みたいな感じで、さらに楽しくできますよ。これからも僕も長く野球を続けていきたいです。
山形大学 清水菜央さん(医学部・4年 マネージャー・宮城第一)
私の+αは「医師免許」です!
「医学部は他学部と比較して今学んでいる内容がより将来に直結するため、日々学ばなければいけないことがあります。(学内試験1位を取ったことがあります)。3年次には放射線科で重粒子線治療の研究を行いました。夢は内科医です」。
・高校生へメッセージ
少年野球とソフトボールの選手歴約10年。医学部野球の主流は準硬なので、野球も勉強も本気で取り組みたい人が多く両立も可能です。硬式でガッツリ野球をしてきた人も軟式で勉強に少し重きを置いてきた人も同じスタートラインで楽しく野球をできますよ!
仙台大 大友賢人選手(体育学部・3年 遊撃手・仙台育英)
私の+αは「釣り」です!
もともと釣りが好きで「大学生になって本気でやってみようと思ったのと、友人の薦めで」本格的な海釣りにはまったと言う大友選手。宮城の閖上沖で1m30cm越えのブリを釣ったことがあるそう(家でさばいてお刺身を堪能したとか)。
釣りはチームの仲間とグラウンド外でのコミュニケーションにも役立っているとか。仙台育英でスタンドから甲子園を体感した大友君。全国大会を経験し本気で部活動に取り組みたいと思い準硬式を選んだ。「学生だけでチーム運営を行うのが魅力。高校までは指導者がいて与えられた練習をこなしてましたが準硬式野球では自ら動いて活動するため判断力や行動力が良くなってきました。自分の可能性を広げたいという人はぜひ準硬を!」。
東北医科薬科大 手塚慧人選手(薬学部・4年 外野手・泉館山)
私の+αは「バイク」です!
「友達に誘われたのがきっかけ。下道7時間で宮城から栃木まで日帰り。後悔する程しんどかったです(笑)」。
・高校生へメッセージ
運動不足解消のためのため準硬を始めました。楽しいですよ! 自分も薬剤師の夢に向かって頑張っています。
山形大 斎藤 航選手(医学部・6年 一塁手・東葛飾)
私の+αは「作曲」です!
「きっかけは浪人中に大学生になったらやりたいことを考えた際に、自分が0から作るということをやってみたいと考えたから。大学1年の時から始めて作品の動画を投稿。ニコニコ動画で耳コピした紅蓮華は1,000回以上再生されました。自作曲にも挑戦中。将来は救急科か心臓血管外科の医師として患者さんを救えるようになりたいです」。
斎藤選手の紅蓮華動画はこちら↓
https://www.nicovideo.jp/watch/sm36917113
・高校生へメッセージ
野球を大学で続けるか悩んでいたとき、先輩がいたから続けようと思いました。軟式・硬式、両者ともに始められるのが準硬の良いところ。準硬は自分を高められます。野球だけに集中するのではなく、日々の勉強やバイト、自分の時間も持ち、メリハリのある大学生活を送り自分を高められます。野球も真剣にやりたいけど、大学生になってから挑戦したいことがある人にお薦めしたいです。