福井聖理(千葉経大付)|地方大会でキラリと光ったピカイチ選手!

8月7日に開幕した夏の甲子園。プロが注目する選手も多く出場していますが、地方大会で敗れた選手の中にも今後が楽しみな選手は少なくありません。そこで今年のドラフト候補とはならなくても、数年後に注目を集めることになりそうな、この夏に見つけた未来のスター候補をスポーツライター西尾典文さんにピックアップしてもらいました。8人目は千葉経大付の福井聖理投手。

柔らかい腕の振りと器用に操る変化球

 福井聖理(千葉経大付)

・学年:3年
・ポジション:投手
・身長/体重:178cm/78kg
・投打:左投左打
・化ければこんな選手!: 加藤貴之(日本ハム)

【寸評】

中学では一時バレーボール部に所属していたという異色の経歴を持つサウスポー。中学1年の冬に成田リトルシニアに入団し、本格的に野球歴はそこからだが、高校でもメキメキと頭角を現して注目される存在となった。少しテイクバックの大きいフォームだが、肩の可動域が広く、引っかかることなくスムーズに腕を振ることができる。カーブ、スライダーを上手く投げ分け、ブレーキ十分のチェンジアップも決め球として使えるボールだ。ストレートはまだ130キロ台中盤が多く少し物足りないが、ここから出力が上がってくれば変化球がさらに生きるようになるだろう。(西尾典文)

関連記事