矢野丈太郎（国学院久我山）｜地方大会でキラリと光ったピカイチ選手！

2024.09.02 18:21

8月7日に開幕した夏の甲子園。プロが注目する選手も多く出場していますが、地方大会で敗れた選手の中にも今後が楽しみな選手は少なくありません。そこで今年のドラフト候補とはならなくても、数年後に注目を集めることになりそうな、この夏に見つけた未来のスター候補をスポーツライター西尾典文さんにピックアップしてもらいました。９人目は国学院久我山の矢野丈太郎選手。

父譲りの強肩と思い切りの良いバッティング

矢野丈太郎（国学院久我山）

・学年：3年
・ポジション：外野手
・身長/体重：183cm/84kg
・投打：右投/右打
・化ければこんな選手！：長野久義（巨人）

【寸評】

東京でも屈指の強肩強打の大型外野手。父の矢野謙次氏（現・巨人打撃コーチ）と同じ外野手でプレースタイルも似ているが、体つきもスケールも一回り上回っている印象を受ける。たくましい体格でも動きに躍動感があり、センターから見せるスローイングは速くて正確。打ってもバランスの良いスイングでヘッドの走りが良く、センターを中心に鋭い当たりを放つ。夏の西東京大会でも木製バットを使用して快音を連発した。走攻守高いレベルで三拍子揃うだけに、大学であれば早くから活躍する可能性も高いだろう。（西尾典文）