MLB選抜来日 マッティングリー監督、松井氏へジョーク「日本側についてほしくない」
9日に開幕する日米野球(東京ドームなど)に出場するMLB選抜が6日、練習拠点としていた米ハワイからチャーター機で羽田空港に到着した。
ゴールドグラブ賞を9度獲得など史上最強捕手の声が名高いモリーナ(カージナルス)ら豪華メンバーが姿を見せると、「モリーナ!モリーナ!」と待ち受けたファンから大きな歓声が飛んだ。ナ・リーグ新人王候補のアクーニャ(ブレーブス)はファンとスマホでの「自撮り」に応じるなどリラックスした様子で、昨季まで日本ハムに在籍したマーティン(レンジャーズ)もファンへのサインに快く応じていた。
かつてヤンキースで打撃コーチを務め、現在はマーリンズで指揮を執るドン・マッティングリー監督は「日本に来ることを非常に楽しみにしていた。ファンの皆さんに最高の野球を見せたい」と気合十分で、「WBCでオランダ代表の監督をしていたヘンスリー・ミューレンさん(元ヤクルト、現ジャイアンツ・ベンチコーチ)がいろいろと情報をくれている。過去に松井選手、イチロー選手などを見ていて、いかに日本の選手たちが優れているかは十分に理解している。才能溢れる選手が揃っている」と警戒を強めた。
MLB選抜を指揮する立場としては「ハワイで2日間、練習できた。明日は東京ドームで練習するし、良い準備ができた。野手ではソト(ナショナルズ)、アクーニャ、ホスキンス(フィリーズ)など若手でばりばりやっている選手が揃っている。そういったところが見所になると思う。自分たちが楽しい野球をすれば結果としても楽しいものが生まれる。その気持ちで臨みたい」と自信たっぷりに話した。
また、別便で来日した一塁ベースコーチを務めるヤンキース・松井秀喜特別アドバイザーについては「我々に良い情報をもたらしてほしい。私たちのチームの人間でいてほしい。日本側にはついてほしくない」とジョークを飛ばすなど笑顔だった。