国士舘4強ならず 永田監督、先発・白須の不調嘆く 打線にも苦言

 ◇明治神宮野球大会高校の部 準々決勝 札幌大谷7―3国士舘(2018年11月11日 神宮)

<札幌大谷・国士舘>力投する国士舘先発・白須(撮影・郡司 修)

 10年ぶりに都大会を制した国士舘に全国の舞台は厳しいものになった。この大会から背番号1をつけた白須仁久(2年)が初回に4長短打を浴びて3失点。二番手左腕・石橋大心(2年)も2失点と試合を作れなかった。

 16年に復帰した永田昌弘監督は「力がなくてすみません」と開口一番そう話し頭を下げた。「白須は一番長いイニングを投げているので1番を付けさせたんだが、このピッチングじゃあね」と立ち上がりの不調を嘆いた。

 打線も9回、4長短打で2点を返す意地を見せたが及ばなかった。「課題は打撃。全国のいい投手と当たったら打てない。オフはバットを振らせて鍛えます」と最後まで景気のいい話はでなかった。