3試合で課題と収穫…稲葉監督 投手陣は「良かった選手、悪かった選手が見えた」
◇日米野球第3戦 侍ジャパン3―7MLB選抜(2018年11月11日 東京D)

日米野球3戦目で初黒星を喫した侍ジャパン。稲葉篤紀監督(46)は4回2死一、二塁で一塁走者の上林(ソフトバンク)が飛び出し、モリーナ捕手のけん制に刺された場面を敗因に挙げ、「一気に流れが変わった。あそこが全て」と話した。
――最後には粘りの攻撃を見せたが?
「今日は野球の流れを悪い方に感じてしまった。4回にモリーナ選手に刺されたところで一気に流れが変わった。これから一発勝負になるにつれ気を付けないといけない場面。あそこが全てですし、あそこを徹底させてあげられなかった私の責任であります」
――この3試合で感じた課題、収穫は?
「投手に関しては一通り経験できたので、その中で良かった選手、悪かった選手が見えた。それも含めて(13日の)広島からやっていこうと思っています。打者に関しては相手のモリーナ捕手がいいリードをしていまして、そういうところも勝負していかないといけないところかなと感じました」
――5回の失点には守備の乱れもつながっていた。
「防げるミスと防げないミスがあると思うんですけど。今日のミスは防げたかなと思うミス。投手のリズムという意味でも崩してしまったかなと思っています」
――外崎がいることで起用のバリエーションが広がっている?
「調子という意味では全員が全員調子が良いわけではないので。ああいうユーティリティプレーヤーがいてくれるとやはり助かるという、今日の試合もスタメンでサードはあまりないところで出たがそういうところがありがたい。そういう選手をしっかりと探していくことは大事になってくるかと思います」
――投手陣の残り3試合へ向けての課題や修正すべき点は?
「甘い球、特にアウトコースの甘い球というのはしっかりと捉えられますので。課題としてはしっかりとインコースに投げきれるか、こういうところだと思います」