札幌大谷 マー君イズム受け継いだエース西原 夫人・里田まい母校V導く
◇明治神宮大会高校の部・決勝 札幌大谷2―1星稜(2018年11月13日 神宮)

札幌大谷が逆転で星稜を下し、初出場初優勝を飾った。北海道勢の優勝は田中将大(現ヤンキース)を擁した駒大苫小牧以来。
1点を追う7回に1番・北本壮一朗内野手(2年)が逆転の2点適時打。投げては西原健太投手(2年)が1安打に抑え、1失点で完投した。
西原は「ずっと楽しかった。1人ずつ、1回ずつ投げていたらあっという間に終わっていた。実感がない」と夢中だった今大会を振り返った。
学校は違えど、偉大な右腕の魂も受け継いでいる。札幌大谷の五十嵐大部長は駒大苫小牧が04、05年夏の甲子園連覇を果たした時の三塁手。「五十嵐さんに田中将大さんはとにかく気持ちの強い投手だったと聞いた。それを糧に練習してきた」と西原は言う。
船尾隆広監督は「何が起きたか、わからない」と実感がわかない様子で苦笑いしたが「投手がしっかりと全員で良い投球してくれた」と称えた。