マエケン「凄く楽しかった」、マッティングリー監督日本は「打席で粘る」
◇日米野球第4戦 MLB選抜3―5侍ジャパン(2018年11月13日 マツダ)

2点リードの9回に4失点し、逆転負けしたMLB選抜のドン・マッティングリー監督と、先発して2回無失点の前田健太投手が試合を振り返った。
――屋外球場での試合になった。振り返ると?
マッティングリー監督「ここの雰囲気はとても素晴らしかったです。やや寒かったがそれほど悪いものとは感じていなかった。前田投手は先発して2イニングをしっかり抑えてくれた。イェーツも8回は山田から素晴らしいアウトを奪った。2点リードがあったので何とか勝ちたかったが、そのリードを守ることはできなかった」
前田「久しぶりにこの球場で投げることができて幸せな時間でしたし、日本の選手と対戦できたのは凄く楽しかった。日本のファンの前で投げられたのもうれしかった。この球場で先発させてくれた監督に感謝したいと思います」
――日本にいた時と比べて3年間で一番成長した部分は?
前田「全体的にレベルアップできていると思う。全ての球種は自分の中ではレベルアップしていると思う。今日の結果、0点で抑えられたところが一番だと思うので、成長したところを見せられたと思います」
――田中、菊池のプレーをどう見ていたか?
前田「あのプレーはすごく防ぎにくいプレー。投手にとっても失点を防ぐのが難しい攻撃だったと思う。特に田中、菊池はそういうプレーがうまい選手。こういう情報も少ない中、本当に2人の息の合ったプレーだと思います」
――大谷が新人王を獲得した。彼の活躍をどう見ていたか?
前田「投手、打者両方で結果を出せていた。二刀流という両方をやる選手がいない中で1年目から成功を収めて新人王を取るというのは、同じ日本人として誇りに思います」
――侍ジャパンの9回の攻撃をどう評価するか?
マッティングリー監督「ああしたスタイルにはこのシリーズの中で慣れてきていると思っています。日本の野球はしっかりバントして走者を進めていくと聞いていたので。9回はしっかりよい守りはできていたと思う。何か驚かされることがあったとは思っていません。日本がいい形で打てていた。そして打席で粘る。ファウルにしたり。粘りを見せていた部分で上回っていたと思います」