侍Jが有終の美 笠原5回途中無失点&源田3打点 5勝1敗で日米野球終える
◇日米野球第6戦 侍ジャパン4―1MLB選抜(2018年11月15日 ナゴヤD)

日米野球は15日、ナゴヤドームで第6戦が行われ、稲葉篤紀監督(46)率いる侍ジャパンはMLB選抜に4―1で快勝。3連勝で有終の美を飾り、通算成績を5勝1敗として今回の日米野球を終えた。
侍ジャパンは2回、先頭の6番・山川(西武)が四球を選ぶと、7番・森(西武)が中前打、8番・外崎(西武)が右前打と連打で続いて無死満塁。ここで打席に入った9番・源田(西武)が右翼線ギリギリに落ちる走者一掃の三塁打を放って3点を先取した。
このタイミングでMLB選抜の先発左腕・ジョンソンが降板。侍ジャパンは先発投手を1回0/3で早々にKOすると、1死後、2番・菊池(広島)が2番手・ラミレスからきっちり中犠飛を決めてリードを4点に広げた。
投げては先発した左腕・笠原(中日)が3回、4回と無死一、二塁のピンチを招くも、ともに後続を断って無失点。5回も3イニング連続で無死一、二塁のピンチを迎えたが、球数制限の80球に達したため2死一、二塁とした場面で降板した。だが、ここでリリーフした2番手・岩貞(阪神)がアクーニャを空振り三振でピシャリ。8回に佐藤優(中日)がアクーニャに右中間スタンドへソロ本塁打を打たれたが、最後は守護神・山崎康(DeNA)を投入して逃げ切った。
0―4で迎えた8回にアクーニャの1号ソロで一矢を報いたMLB選抜だったが、侍ジャパンの8安打を上回る10安打を打ちながら11残塁が響いて3連敗。1点を返してなおも1死満塁とした8回の攻撃で追加点が奪えず、1勝5敗と負け越してシリーズを終えた。