炭谷、巨人入り表明 もう一度勝負「新たな環境で野球人として大きくなりたい」
西武から海外FA権を行使した炭谷銀仁朗捕手(31)が24日、巨人入りを表明した。東京都内で「もう一度、勝負したい。新たな環境で野球人として大きくなりたいと思った」と語り、同日朝に巨人に入団の意志を伝えたことを明かした。

16日の巨人との初交渉では3年総額6億円の条件提示に加え、同席できなかった原監督から「優勝するためには扇の要である炭谷くんの力が絶対に必要」というラブコールを受けた。約1週間考え抜いた末、プロ入りから13年間過ごした西武を離れ、新天地に移る結論を出した。
巨人では小林や4年ぶりに捕手に復帰するベテラン阿部らもおり、レギュラーの確約はない。正捕手争いに真っ向勝負で挑む覚悟だ。
◆炭谷 銀仁朗(すみたに・ぎんじろう)1987年(昭62)7月19日生まれ、京都府出身の31歳。平安では高校通算48本塁打。05年高校生ドラフト1巡目で西武入団。06年3月25日のオリックス戦で高卒新人捕手ながら開幕スタメン出場を果たした。15年ベストナイン、12、15年ゴールデングラブ賞。13、17年に侍ジャパンの一員としてWBC出場。1メートル81、95キロ。右投げ右打ち。今季年俸1億1000万円。