マーリンズ 救援右腕のロドニー放出へ 来季契約は球団オプション

 米国のスポーツサイト「SBネーション」は10月31日、来季の契約が球団オプションとなっている3選手、マーリンズのフェルナンド・ロドニー投手(39)、ドジャースのカルロス・ルイーズ捕手(37)、そして、アストロズのパット・ニシェク投手(36)がオフのトレード市場に放出される見込みであると報じた。

マーリンズのフェルナンド・ロドニー投手 (AP)

 救援右腕のロドニーは今季途中にパドレスから移籍。マリナーズ時代の2014年には48セーブで最多セーブのタイトルを獲得したが、制球難は相変わらず。ヒヤヒヤさせられる「ロドニー劇場」が今季も多く展開された。パドレスとマーリンズ、2球団合計の成績は67試合に登板して2勝4敗25セーブ、防御率3・44。オプションは450万ドル(約4億7000万円)での契約か、40万ドル(約4100万円)でのバイアウト(契約を破棄した際の補償)かだが、マーリンズ移籍後の防御率5・89を考えると、球団は後者をとるだろう。

 ルイーズも今季途中にフィリーズから移籍。2球団合計の成績は62試合に出場して打率2割6分4厘、3本塁打、15打点。しかし、ベテラン捕手は打撃よりも守備で存在感を発揮しており、盗塁阻止率41・7%は見事だった。また、プレーオフでは前田の登板3試合で先発マスクを2度被った。オプションは450万ドルの契約か、50万ドル(約5200万円)のバイアウトだが、本人はドジャース残留に興味を示しているという。

 救援右腕のニシェクはメジャー10年目の今季、60試合に登板して2勝2敗18ホールド、防御率3・06。3年連続、通算4度目の60試合登板をマークした。オプションは650万ドル(約6億8000万円)の契約か、50万ドルのバイアウト。