清宮「こんなに三振したのは初めて」5連続Kに苦笑も…総合力に手応え
◇秋季高校野球東京都大会決勝 早実8―6日大三(2016年11月3日 神宮)

1年生スラッガー・野村のサヨナラ2ランで、早実が来春のセンバツ出場を確実にした。わきに沸くチームの中、この日5打席連続三振に終わった清宮は「こんなに三振したのは初めて」と苦笑いだが、それでも主将としてチームをけん引。ガラガラにかすれた声が、そのキャンプテンシーを発揮したあかしだった。
新チームについて清宮は「最初は硬さがあったが、試合を重ねていくうちに力を出せるようになった」と分析する。センバツ出場がかかったこの日の大一番でも、2点差を追いつかれて、最後は2点を追う展開からの劇的勝利。「総合力のあるいいチームになったと思う」と胸を張った。
自身にとっては1年生だった15年以来の「聖地」となる。「チーム力に自分の打撃をプラスできるように、上を目指して全員でパワーアップしていきたい」と来春に向けての決意を口にしていた。