センバツ展望 V争いは履正社&大阪桐蔭VS早実が軸

 ◇第89回選抜高校野球大会出場校決定

 【大会展望】優勝争いは明治神宮大会を制した履正社を軸に展開される。3番・安田と4番・若林を中心とした重厚な打線は全国屈指。同じ近畿勢では近畿大会4強の大阪桐蔭も力がある。速球派投手が数多く、1年生・根尾ら下級生も実力派がそろって総合力が非常に高い。

 対抗は明治神宮大会準優勝した早実。打線は屈指なだけに、投手陣の成長次第ではV候補へ躍り出る。作新学院は昨夏甲子園の優勝メンバーは2人だけだが、大関の強気の投球は魅力で伸びしろ十分だ。静岡は池谷が最速144キロを誇る。147キロ右腕の金久保を擁する東海大市原望洋、プロ注目遊撃手の嶋谷がけん引する中国大会王者・宇部鴻城、昨秋公式戦で全13試合完投した三浦のいる福岡大大濠も注目だ。