盛岡大付初の8強 背番10三浦瑞が4安打1失点完投、智弁学園連覇阻止
第89回選抜高校野球大会第6日は25日、甲子園球場で3試合が行われ、第2試合から2回戦に突入。第3試合では2年連続11回目出場の智弁学園(奈良)と4年ぶり4回目出場の盛岡大付(岩手)が対戦し、中盤まで息詰まる投手戦だった試合を5―1で制した盛岡大付がベスト8進出を決めた。

1回戦は智弁学園が9―0で熊本工(熊本)を、盛岡大付が10―9で高岡商(富山)をそれぞれ下していたが、2回戦は智弁学園の右腕・松本と盛岡大付の左腕・三浦瑞両先発投手の好投で1点を争う緊迫した展開。5回まで互いに1安打ずつと無得点が続いた。
試合が動いたのは6回だった。盛岡大付は2死走者なしから2番・林が右中間へ二塁打を放つと、続く3番・大里は右越えへ2者連続となる二塁打を放って先制。7回には、右越え二塁打で出塁した5番・須藤が犠打で進み、臼井が四球を選んで1死一、三塁と追加点のチャンスをつくった。ここで打席に入った三浦瑞の打球は二塁手の本塁への野選を誘ってまずは1点を追加。さらに小林の送りバントが内野安打となり、満塁に。2死後、林の中前打で2点が入り4―0と突き放すと、8回にも1点を加えた。背番号10の先発・三浦瑞は智弁学園打線を9回を4安打に抑えて完投勝利を飾った。
智弁学園は初回2死二塁の先制機をつぶすと、3回には左翼線二塁打で出塁した先頭の田渕が送りバントで三塁に進んだが、後続が連続三振に終わって得点ならず。9回1死満塁から代打・高塚の遊ゴロで1点を返したが及ばず、史上3校目の大会連覇はならなかった。