東海大福岡、初8強!清宮の前に走者出さず「非常にうまくできた」
◇第89回選抜高校野球大会2回戦 東海大福岡11―8早実(2017年3月27日 甲子園)

32年ぶり2回目出場の東海大福岡(福岡)が、高校通算79本塁打の清宮幸太郎内野手(3年)を擁する早実(東京)を11―8で下し、初のベスト8進出。チームを率いる杉山監督は、清宮の前に走者を出さなかったことを勝因の一つに挙げた。
「対戦したい相手だったので、うれしいの一言」と勝利を喜んだ杉山監督。両軍合わせて30安打19得点の“乱打戦”に「少ない点数で勝つというのがチームカラーだが、よく打ってくれた」と打線に賛辞を送った。
警戒していた清宮は、5打席中4打席がイニングの先頭打者。一度も走者を置いた状況で打席に立たせなかった。「初回の打席以外は先頭打者だったと思う。非常にうまくできた」とバッテリーをたたえた。
8点を奪われながらも9回を投げ抜いた先発の安田は、「(清宮の前に)ランナーを出さないようにと考えていたけれど、それをクリアできてよかった」と胸をなでおろしていた。