中日・根尾、ライバルのロッテ・藤原は「負けず嫌いが出過ぎている」

 ◇新春球界インタビュー ロッテ・藤原恭大

根尾(左)と藤原。プロでも良きライバルに

 ともに甲子園春夏連覇を果たした中日1位・根尾は素顔のロッテ1位・藤原を「負けず嫌いが出過ぎている」と評した。

 浦和学院と戦った夏の甲子園準々決勝、根尾が2回に渡辺(日本ハム2位)から先制ソロを放つ。渡辺の内角攻めに苦しんでいた藤原は5回の打席に向かう際、ベンチでこう叫んだという。「狙いにいく。絶対打ったる!インコース打ったる!」。その直後の有言実行の一発に加え、8回にもバックスクリーンへ突き刺した。

 「僕がホームラン打ったら必ず狙っていた。それで打つんだし、さすがだなと思います」。くしくも高校通算本塁打は同じ32本だ。ライバルへのひと言は「アイスは食べ過ぎないように(笑い)」。好物も知る仲であり、ロッテ入団も加味したしゃれのきいたエールだった。